本サイトはプロモーション(PR)を含みます。
ベランダ防水ナビ
防水の基礎知識

家の防水メンテナンスの時期と点検箇所

出典の確認日:2026年10月17日

家の防水のメンテナンスは、日常の清掃と点検、防水層の表面を保護するトップコートの塗り替え、防水層そのものの改修の3段階に分けて考えると整理しやすくなります。排水口の清掃や目視での点検はご自身で行えますが、防水層の劣化の判断と補修は業者に依頼することをおすすめします。

防水のメンテナンスは3段階に分けて考えます

段階内容主に行う人
日常の清掃と点検排水口(ドレン)の清掃、ひび割れ・剥がれ・水たまりの目視確認住まいの方
表面の保護防水層の表面を保護するトップコートの塗り替え業者(狭い範囲ではDIYを検討する方もいます)
防水層の改修防水層の部分補修、全面改修、撤去・新設業者

トップコートの役割と塗り替えのサインはトップコート塗り替えの時期と費用で、DIYで行う場合の注意点はDIYと業者依頼の比較で解説しています。

ご自身で行う点検では、排水口・表面・端部・室内を確認します

  • 排水口(ドレン)に落ち葉や砂、髪の毛がたまっていないか。たまっている場合は手袋をして取り除きます
  • 防水層の表面に、ひび割れ、剥がれ、膨れ、色あせがないか。歩いたときに柔らかく沈む場所がないか
  • 雨の後に、水たまりが長く残る場所がないか
  • 立ち上がり(壁際)や手すりの根元のシーリングに、隙間や剥がれがないか
  • ベランダの下の部屋や階下の天井・壁に、しみやカビがないか

気づいたことを日付と一緒に写真で記録しておくと、業者に相談するときに経過を説明しやすくなります。高所の手すりの外側や屋上の端部は、転落の危険があるため無理に確認しないでください。

修繕周期は、マンション向けのガイドラインの例が参考になります

戸建て住宅の防水の修繕周期を定めた公的な基準は当サイトでは確認できていないため、ここでは国土交通省が分譲マンション向けに示している「長期修繕計画作成ガイドライン」(令和6年6月改定)の例を紹介します。

部位工事区分修繕周期の例工事内容の例
バルコニー床防水修繕12〜15年高圧水洗の上、下地調整、ウレタン塗膜防水
屋上防水(露出)補修・修繕12〜15年下地処理、保護塗装(トップコート塗り)
屋上防水(露出)撤去・新設24〜30年下地処理、改質アスファルト防水(撤去・新規防水)
庇・笠木等防水修繕12〜15年高圧水洗の上、下地処理、ウレタン塗膜防水
シーリング(外壁目地、建具周り等)打替12〜15年コンクリートの打継ぎ目地、サッシ回り、タイル伸縮目地のコーキング打替え

同ガイドラインは、時期(周期)は「おおよその目安であり、立地条件等により異なることがある」としており、一定期間ごとに計画を見直すことを前提としています。戸建て住宅でも、周期の例はあくまで参考とし、点検で確認した状態をもとに時期を判断してください。屋上の改修方法は屋上防水の工法と改修方法で、シーリングの打ち替えはシーリングのひび割れの対応方法で解説しています。

トップコートの塗り替えと防水層の改修は、劣化の深さで判断します

色あせや細かいひび割れがトップコートにとどまっている段階であれば、トップコートの塗り替えで防水層を保護できる場合があります。防水層そのものにひび割れや剥がれ、膨れがある場合や、雨漏りが起きている場合は、防水層の補修や改修が必要になります。

どちらにあたるかは表面からは判断しにくいため、業者に点検を依頼し、劣化の状態を写真で示してもらうことをおすすめします。症状ごとの対処は防水層のひび割れの原因と補修方法と防水層の剥がれ・膨れの原因と対策をご覧ください。

点検を依頼するときは、点検商法に注意します

国民生活センターによると、PIO-NETに登録された点検商法の相談件数は、2023年度が12,550件、2024年度が19,249件、2025年度が19,696件でした(2026年5月31日現在)。突然訪問してきた業者に点検を勧められた場合は、その場で点検や契約をせず、ご自身で選んだ業者に点検を依頼してください。詳しくは防水工事の訪問販売・点検商法の注意点で解説しています。

よくある質問

Qベランダの掃除はどのくらいの頻度で行えばよいですか?
A

頻度を定めた公的な基準はありません。落ち葉や砂がたまりやすい環境では、排水口のまわりを定期的に確認し、台風や大雨の前後にも確認することをおすすめします。

Q高圧洗浄機でベランダを洗ってもよいですか?
A

防水層やトップコートが劣化している場合は、水圧で表面を傷めるおそれがあります。高圧洗浄機を使う場合は、防水層の種類と状態を確認したうえで、水圧を弱めて使用してください。不安がある場合は、ほうきと水拭きによる清掃にとどめることをおすすめします。

Q新築から何年たったら点検を受ければよいですか?
A

新築住宅は、引き渡しから10年間、雨水の浸入を防止する部分の瑕疵について、請負人や売主が担保責任を負うことが住宅品確法で定められています。10年を迎える前に一度点検を受けておくと、不具合が見つかった場合に新築時の住宅会社へ相談しやすくなります。詳しくはベランダ防水の保証と瑕疵担保責任で解説しています。

出典

以下の資料は、2026年10月17日に公式サイトで内容を確認しています。制度や窓口の情報は変更される場合があるため、ご利用前に各公式サイトで最新の情報をご確認ください。

防水工事の依頼先を比較する

対応エリア・取扱い工法・見積もりの取り方・運営形態の4基準で、掲載業者を比較しています。

業者ランキングを見る